「宿便」という言葉をあなたは知っていますか?
気づけば、数日間便を出していないというあなたは、便秘ではなく宿便の可能性があります。
また、便を出しているにも関わらず、スッキリとした感覚がお腹のあたりに違和感を覚える状態だと、こちらも宿便の可能性があります。
宿便は、便が長期間に渡り、腸内に残ってしまっている現象の事を言います。
これにより、便秘だけでなく、お腹の張りや便を出すときに痛みが伴う症状があります。
通常であれば、排出しなければいけない便が体にたまっている状態ですので、体に悪影響が出てきます。
数日で便が排出される分には問題がありませんが、長期間その症状が続くようでしたら、宿便も気にするようにしましょう。
宿便によって、便やお腹の張りに悪影響がありますが、それだけでなく便が腸内に滞ることで、腸内環境が悪くなり、栄養の吸収が落ちたり、肥満傾向になったりとヒヤッとすることが起きます。
今回は、宿便が溜まる原因と間然する方法を紹介いたします。
慌てずに対処することがよいので、最後まで見ていってくださいね。
宿便がたまる原因は?
「宿便」という言葉に聴き馴染みがない方もいると思います。
簡単にまとめると、便秘の症状が続いていることを指します。
ですので、便秘の症状が続き、便の排出が長期間できていないと宿便ということです。
「滞留便」と呼ばれたり、単純に「便秘」といわれたりもします。
では、どうして腸内に便が溜まってしまうのでしょうか?
その原因を3つ紹介いたします。
◆直腸に便が停滞
こちらは、便が腸で止まってしまうことです。
腸の動きがしっかりと機能せずに便が排出されないのです。
年齢と共に腸の機能が弱まることもあり、高齢者はずっと横になっている人になりやすい症状です。
排便をあまりにも我慢し続けるなることもあるので、気を付けましょう。
◆大腸の運動機能が低下
運動不足や過度なダイエットなどが原因で腸の運動が低下することで、便が腸内にとどまることです。
長期間腸内に便がいることで、便の水分を極端に吸収してしまい、硬くなりすぎることがあります。
これは、女性や高齢者に起きることが多いです。
お腹が張ったり、肌荒れしたりと便秘だけでない症状が出てくることがあります。
◆大腸の過緊張
精神的なストレスによって、腸が緊張してしまい、正常な動きができないときがあります。
これは副交感神経によるもので、便がうまく腸内で運ばれずに、便が少しは出るがスッキリと排便できずに腸内に残ってしまいます。
ストレス性のものは、宿便や便秘と併せて下痢にもなりやすく、交互に起きることがあります。
どれも腸の動きが正常に動かないことで、宿便や便秘に繋がります。
便秘のように短期間で起きる症状であればそこまで大問題ではありませんが、便の排出が長くできていないと体にも悪影響ですので、気を付けましょう。
腸への負担をできる限り無くして、正常に機能できるようにしましょう。
次は、腸を正常に動かすための宿便の改善方法を紹介いたします。
宿便を改善する方法!いろいろ
先述した通り、宿便になる原因は様々あります。
それぞれ原因はありますが、普段から気を付けるだけでも宿便を改善させることができます。
今回は3つの方法をお伝えいたします。
食生活の改善
食生活の改善は、腸の機能に密接に繋がっています。
食物繊維の多い食材を摂るようにすることで、腸の運動を活発にしてくれます。
キャベツやひじき、海藻類も食物繊維が豊富なのでおすすめです。
積極的に食べるようにしましょう。
また、水分を摂ることで、便が柔らかくなります。
朝、白湯を飲むことで、腸の働きが活発になるので、試してみてくださいね。
運動
適度な運動は、腸の働きを活発にしてくれます。
腸の便を押し出す力には腹筋があるとよく、また運動をすることで結構もよくなるので、一石二鳥ということです!
過度な運動をする必要はないので、すきま時間に腹筋運動やお腹のマッサージをしてあげしょう。
薬
出なくて苦しいときは、薬に頼るのも良いでしょう。
しかし、薬の頼り過ぎはよくないですので、最後の頼みの綱として薬は使用しましょう。
薬の中には漢方を使用しているものなどもあるので、腸への負担を抑えることができます。
薬の使用のし過ぎで、薬がないと正常に腸が動かないといった状態になってしまうこともあるので、要注意ですよ!
腸を正常に動かすには、食事と運動が大切です。
食物繊維を摂りながらバランスの良い食事を意識して、適度な運動をしましょう。
これだけで、腸の動きは正常に戻っていきます。
それでも宿便が改善されない場合は、薬に頼るのも1つの方法です。
薬の使いすぎはよくないので気をつけてくださいね。
まとめ
今回は、宿便の原因と改善方法について紹介いたしました。
便の排出は人間にとって大切な機能の1つです。
もし、長期間にわたって便が排出されていなければ、宿便や便秘の可能性があります。
便が腸に滞留し続けると、お腹が張ったり、お腹周りに違和感を覚えたりするので注意しましょう。
宿便は、腸の動きが正常に行われないことで、便が腸内にたまってしまうことで起きます。
これらは、食事や運動によって腸の動きを正常に戻すことができるので、意識して取り組んでみましょう。
どうしても治したい方は、薬を使用する方法がありますが、薬の過度な使用は、本来の腸の機能を弱めてしまう可能性がありますので、注意してください。
規則正しい生活を送り、腸内も正常に動かすように、日常から取り組んでみましょう!
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