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肉離れは治るまで何日かかる?症状や見分け方、治療法や薬も!

肉離れが痛い 体調不良
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突然ですが「肉離れ」になったことはありますか?

 

私はなったことがないのですが、TVでサッカーや野球の試合を見た際に、何度か倒れ込む選手を見たことがあります。

 

サッカーだと「そんなに痛くない場合でも、試合の状況によってファール行為をアピールするために、多少大袈裟に痛がる場合がある」というのを聞いたことがあります。

 

でも毎回そうではないだろうし、TV越しに見ていると相当痛そうに見えます。

 

 

ここでは、馴染みのある言葉の「肉離れ」とは一体どういう症状なのか、また「似たような症状との見分け」「どれぐらいで治るのか」「効果的な治療法や薬」などをご紹介します。

 

今まさに肉離れと疑わしい激痛で苦しんでいる方!ぜひ読んで参考にしてみてください。

 

 

肉離れの症状と見分け方。早く治すにはどうする?何日かかるかなど。

 

■■ 肉離れとは ■■

ではまず初めに、肉離れとは一体どんな症状のもののことを指すのか見ていきましょう。

 

説明しやすいので、「太もも裏側の筋肉の肉離れ」でご説明します。

 

太ももには真ん中の骨の後ろ側に大腿二頭筋(通称;ハムストリングス)という筋肉がありますが、この筋肉が断裂する状態のことを肉離れと呼んでいます。

 

例えばダッシュをする場合、脚の筋肉は「縮む・伸びる」を繰り返します。

 

膝を伸ばす動きの際に、伸ばそうする筋力と縮もうとする筋力の均衡が崩れ、伸ばされ

ながら縮んでしまうと断裂(筋肉の線維の損傷)してしまうのです。

 

筋肉の柔軟性が乏しい状態(筋肉疲労や準備運動不足)に起こりやすく、筋肉の中では大量出血しているため、応急処置が大切になります。

 

 

肉離れは大腿四頭筋(太ももの前側)やふくらはぎ(下腿三頭筋)などに起こりやすいですが、筋肉のどこでも起こりえるといえます。

 

 

■■ 肉離れに似た痛みの症状 ■■

足に激痛が走った時、ただ足がつったのか、肉離れのような酷い状態なのかわかりにくいですよね?

 

ここでは簡単な肉離れと、違う症状の判別方法をご紹介します。

 

筋肉痛 ◇

一般的には、通常行わない激しい運動をした際に、時間を置いて(数時間~数日後)から鈍痛を感じるというもの。

 

普段使わない筋肉を酷使した場合に痛みだすもので、傷ついた筋線維が修復される過程で

起こると考えられています。

 

私はたまに張り切って激しい運動をした翌日(最近は“翌々日”になりつつあって、歳を感じます)にもれなく筋肉痛になりますが、激しい運動をした直後に激痛が走った場合は、筋肉痛であるとは考えにくいですね。

 

こむら返り ◇

ふくらはぎのことを『こむら』と言います。

主にふくらはぎによく起こる痛みを、こむらがえりと言います。

 

ふくらはぎ筋肉が、何らかの原因で急激に収縮することで起こる症状で、大小の痙攣を伴う場合が多くなります。

 

主にふくらはぎに起こると申し上げましたが、足の裏・指や胸などあちこちに起こる可能性があり、寝ている時にも起こります。

 

私は一時的に就寝中にしょっちゅう足の裏がこむら返りを起こして、飛び起きていました。

どうして寝ている時になるのか調べてみると、体内のイオン(カリウム・マグネシウム・カルシウムなど)のバランスが関係しているようです。

 

健康体の通常の状態であれば、イオンバランスが程よく調整されていますが、睡眠時に脱水症状になったり血行不良の状態になると良くないようです。

 

歳をとるとこむら返りが起こりやすくなる要因は、筋肉量の減少から疲労物質が排出されにくくなり、過剰な筋肉収縮が起こるためと考えられています。。

 

加齢と伴に激しい運動をしなくても足がつりやすくなるようなので、注意が必要です。

 

起きている間にこむら返りになった場合、肉離れとの見分け方が難しいかもしれませんが、こむら返りは一過性のもので特に治療は必要ない場合がほとんどです。

 

なった場合は、床に脚を伸ばして座り、足の指を掴んでゆっくり手前に引き寄せたり、立った状態で脚を前後に開き、前側の膝に手をついて、後ろ側のアキレス腱を伸ばしてみるとじわじわと回復していきます。

 

筋膜炎 ◇

筋膜炎とは、筋肉を酷使することで筋肉を覆っている薄い膜(筋膜)の水分が減り、柔らかさを失うことで強く痛みを感じる症状を指します。

 

筋膜を通じて骨と筋肉はつながっているので、全身のあらゆる箇所で起こる可能性があり、首・背中・肩回り・腰・足の裏などで起こりやすいです。

 

筋肉を酷使した場合、または長い時間同じ姿勢でいて動かないでいることでも筋膜は固くなる場合があります。

 

痛む箇所の筋肉を使わないでいると痛みがやわらいでいくのが通常ですが、あまりに痛む場合は注射をする治療法もあるようなので、リウマチ関節外科などを受診することをおすすめします。

 

 

■■ 自己判断する場合 ■■

 

とりあえずセルフチェックで見分けたい場合は、

運動中に突然痛みだし、痛みだした時に「ブチッ」「バチッ」と変な音を感じた

という特徴に注目してください。

 

ただしあくまでも目安であり、変な音がしなかった場合でも肉離れの可能性が全くないわけではないので、特に強い痛みがある場合はなるべく早く整形外科で受診することをおすすめします。

 

 

■■肉離れを早く治すためには■■

 

①とにかく安静にする

激しい痛みで肉離れと疑わしい場合、まずはとにかく運動することをやめて安静にした状態で、患部を軽く冷やします。

 

(ただし冷やし過ぎてしまうと筋肉が固くなってしまうので、水で濡らしたタオルなどで30分程度を目安にアイシングしましょう)

 

ストレッチなどをして伸ばそうとすると、余計なダメージを与えてしまう可能性があるので、伸ばすことはせずに軽く圧迫する程度にしてください。

 

②患部を心臓より高い位置へ

病院へ向かう際の待機中は、できれば患部を心臓より高い位置になるようにしてください。

 

心臓より高くすることで、酷く腫れることを防いで、少しでも痛みをやわらげることが期待できます。

 

③患部に体重を掛けない

そして特に注意したほうがいいことは、肉離れをした箇所に体重をかけないこと。

 

担架で運んでもらうのが無理な場合は、誰かにおんぶしてもらったり、歩くとしても松葉杖を使うか誰かの肩を借りて、痛めた部分に体重をかけないようにしましょう。

 

肉離れは筋肉や筋線維が部分的に断裂した状態なので、より早く治すためにはしっかりと固定し安静にすることが大切です。

 

完全に治るまでには、一般的に「3~6週間ほど」かかりますが、経過時間や応急処置のやり方などで、治るまでの期間が大きく変わります。

 

ですから前述したような「アイシングのやり方」「待機中の体勢」「移動中の体重のかけ方」が非常に重要になります。

 

確かにサッカーなどの試合で選手が倒れ込んだ時、すぐにアイシングして担架に乗せて運び出していますよね。

 

怪我した当人は周りの人に気を遣って「自分で歩けるから大丈夫」と言うかもしれませんが、大事を見て慎重に扱った方がいいようです。

 

 

肉離れの治療法や薬など。冷やす?温める?ロキソニンなど

 

■■ 病院での肉離れの治療法 ■■

視診・触診・問診によって状態を判断し、場合によってはMRI検査・超音波検査を行う場合もあります。

 

完治に近い状態になるまでに一般的には3~6週間ほどかかりますが、まずは1~2日目は冷やしながら圧迫固定をします。

 

そして3~5日ほど経過したら、今度は温めます。

 

その後軽くストレッチをしてみて痛みを感じないようになったら、軽い筋トレのメニューを織り交ぜながらリハビリを始めていきます。

 

ギプス(ちなみによく“ギブス”と呼ばれていますが、間違いのようです)で固定したり、湿布や塗り薬・飲み薬などが処方薬されますが、患部の状態によってそれぞれ異なります。

 

 

「そんなに痛みもないし、大丈夫だろう」と勝手な判断をするのは危険です。無理をして適切な処置をしないと、再発する恐れがあります。

 

特に強い痛みを伴う場合や初めて肉離れを起こした場合などは、より早く病院で診てもらった方がいいでしょう。

 

 

■■ 薬・ロキソニン ■■

どうしてもすぐに病院に行くことが難しい場合には、とりあえず市販薬を購入することもあるかもしれません。

 

肉離れは「最初のアイシングが大事」ですから、保冷剤や湿布などを活用するかと思いますが、市販薬の「ロキソニン」も結構使える製品だと思います。

 

ロキソニンには「錠剤で飲むタイプ」「患部に貼るタイプ」「塗るタイプ」の3種類あります。

 

痛みや炎症を抑えたり、解熱効果が期待できる消炎鎮痛剤になります。

 

その中でも患部に貼るタイプと錠剤で飲むタイプの違いは、有効成分の「ロキソプロフェンナトリウム水和物」の配合量で、錠剤の方が配合量が多くなっています。

 

貼るテープタイプは、1日1回貼ってじわじわ効果を浸透させていきます。

 

貼る・塗るタイプは人によってはかぶれてくる場合がありますし、内服薬はロキソニンに限らず副作用を伴う場合があります。

 

自己判断で使用する市販薬は一時しのぎと考えて、やはり早めに受診することを考えましょう。

 

 

肉離れ治るまで何日など まとめ

肉離れについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

 

普段軽い運動しかしないとあまり縁がない症状だと思いますが、例えば緊急事態でとっさに走り出した場合などにも、十分に起こりうると思われます。

 

また自分には関係ないとしても、ご家族や周囲の人が急に肉離れになってしまうことも起こりえますので、

 

・まずは冷やして⇒その後温める

・待機中は、できれば患部を心臓より高い位置にする

・移動中は患部に体重をかけない

 

ということだけでも頭に入れておくといいでしょう。

 

趣味でスポーツを楽しむ程度にやっている場合はあまり縁がないと思いますが、私の知り合いで企業の実業団で毎日ガッツリ運動している人は、何度も肉離れを起こしたことがあるそうです。

 

腰痛と一緒で「一度やると癖になりやすい」らしいので、初めて肉離れを起こした時は特に、病院で診てもらってしっかり治療した方がいい、と言っていました。

 

自己判断で適当に処置したままでいると、筋肉バランスを崩し、体の歪みにつながる場合もありますので慎重に処置した方がいいでしょう。

 

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