気づかない間にあなたを悩ませている体の諸症状は、もしかしたら骨盤底筋によるものかもしれません。
骨盤は人間の体を支える重要な役割をしています。
その中でも、骨盤底筋は骨盤の腸だけでなく膀胱や子宮にも密接にかかわる体の部位になります。
普段のあなたの行動の癖などから、骨盤はゆがみやすく、加齢とともに筋肉量も減ってくるため、高齢の方に骨盤底筋が衰えている方は多いです。
骨盤底筋の衰えがひどい方は尿漏れなども生じるので、今回紹介する情報を参考にしながら、骨盤底筋の衰えを改善していきましょう。
今回は、骨盤衰えによる症状と防止する方法をお伝えします。
骨盤底筋の衰えと便秘や猫背、運動不足などとの関係は？他の症状も！
骨盤底筋の重要さ理解できたと思いますが、骨盤底筋が衰えているのか確認するのに何をチェックしたらよいでしょうか？
ここでは、骨盤底筋が衰えていると判断できる3つのポイントを紹介いたします。
便秘
骨盤底筋が衰えてくると、あなたの内臓が正常の位置より下がってきます。
これは筋肉が弱っていることで、内臓を支えられなくなることで生じます。
これらの状態で、内臓は正常に働くことができずに、便秘にも繋がります。
お腹がぽっこりして気になる方もこれが原因の可能性がありますよ。
猫背
猫背をよくする方は、骨盤底筋を心配する必要があります。
綺麗な姿勢を保つように骨盤や背骨は役割を果たしています。
それにも関わらず、猫背をすることで、不必要なストレスが骨盤底筋にかかってしまいます。
猫背は一時的なものではないため、癖でよくする方は骨盤底筋の働きを弱めている可能性が高いです。
運動不足
年を重ねるごとに運動する割合も減少する傾向にありますが、骨盤底筋の衰えは運動不足にあります。
運動をしない生活が続くと、自然に筋肉量は減少していきます。
若いころは細胞も若いため、補いながら生活ができますが、加齢とともに筋肉量も減少するため、骨盤底筋も例外ではありません。
普段意識して気に運動をしていない方や骨盤底筋だけでなく、階段ですぐに疲れてしまったり、体に節々が痛かったりする方は注意しましょう。
その他の症状として、尿漏れがあります。
骨盤底筋は特に、膀胱や子宮との関係性が強いため、骨盤底筋が衰えると尿漏れで失禁してしまう恐れがあります。
トイレが我慢できなくなったと感じる方などは骨盤底筋の衰えに要注意です！
骨盤底筋の衰えを防止する鍛える方法など！
では、骨盤底筋の衰えはどうやったらいいのでしょうか？
筋肉の1つですので、まずはストレッチをして鍛え直すことが重要です。
また、猫背のように普段の生活の中で骨盤底筋に負担をかけないように意識することがポイントです。
詳しく紹介していきましょう！
ストレッチ
ストレッチで、衰えて弱った骨盤底筋を強靭にすることが防止策の1つです。
腹筋を鍛えるのも効果的ですが、継続できないと意味がないので、今回は簡単なストレッチを紹介します。
ハーフブリッジ
これは、仰向けでひざを立てた状態から始めます。
手はまっすぐ伸ばして床にくっつけながら、骨盤底筋を意識しながら腰を持ち上げる運動を繰り返します。
このとき、息を吐きながらゆっくり行い、腰を上げたタイミングで、手を頭の上にまっすぐ上げます。
これだけで、骨盤底筋の周りを刺激することができます。
ダンゴムシポーズ
こちらは星座をした状態から前に腕を伸ばして、手と顔を床に近づけます。
背筋を伸ばす気持ちで遠くに手をつきましょう。
その後、ひざを付けながら四つん這いのポーズをします。
このとき、少しお尻を後ろに引くイメージで行いましょう。
最後に、息を吐きながら骨盤底筋を意識して背中を少し丸めます。
以上の動きを繰り返します。
姿勢の改善
骨盤底筋の改善には、姿勢を矯正していくことが重要です。
先述しましたが、猫背になりやすい方は特に気を付けましょう。
立っているときに骨盤だけ前や後ろに出ているのは、正しい姿勢ではありません。
姿勢を正すことは、呼吸もできるようになります。
腹式呼吸ができるように体の真ん中に糸がピンと張っている感覚を意識してくださいね。
また、最近では在宅勤務などが多くなってきていますが、座っているときの姿勢も重要です。
背中を丸めすぎず、疲れたときは少し腕を伸ばすストレッチをするだけでも骨盤周りがほぐれるのでおすすめです。
まとめ
今回は、骨盤底筋の衰えをチェック方法と鍛える方法について紹介いたしました。
骨盤底筋が衰えると、便秘や姿勢への影響だけでなく、肛門のコントロールにも影響が出てきます。
少しでも当てはまった方は、専門家に診てもらうようにしましょう。
骨盤底筋の大きな原因は、普段の姿勢と筋肉の衰えにあるので、今回紹介したストレッチを取り入れながら、正しい姿勢で生活するようにしましょうね。
意識するだけで、骨盤底筋への負担が軽減されるの、ぜひ取り組んでみてください。
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