睡眠時無呼吸症候群は、太っているせいで気道が狭くなって呼吸が出来ないイメージがあります。
痩せたら治りそうですよね。
ただ結論はというと、睡眠時無呼吸症候群を治すポイントは
・太っていることが原因で軌道が狭くなっている人は治る
・そうでない人は治らない
です。
ではもっと詳しく見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群はタイプによって治療方法が変わる?
睡眠時無呼吸症候群には、大きく分けて2つのタイプがあります。
気道閉塞タイプ
寝ている間に何らかの原因で気道が閉塞してしまい、
一時的に呼吸ができなくなるタイプ
呼吸信号停止タイプ
寝ている間に脳からの呼吸信号が途絶えてしまい、
一時的に呼吸しなくなるタイプ
睡眠時無呼吸症候群の人のほとんど約90%以上が気道閉塞タイプなので、太っているのが原因で閉塞しているだけなら、痩せれば治る確率が高いです。
しかし実際はそうではなく、標準体重やそれ以下の痩せ型体型の人でも、睡眠時無呼吸症候群は発症しやすいです。
喉の骨格が元々狭かったり、 生まれつきの舌の付け根位置が狭窄しやすい位置だったりする人です。
睡眠時無呼吸症候群になりやすい体の特徴は?
・首が太く短い人
・下あごが小さくて小顔な人
・歯並びが悪い人
・舌が大きい人
このような体の人は、
痩せていても気道が狭く発症する確率が高いと考えられます。
また、女性に比べ男性がなりやすいと言われているのは、 男性の骨格や体型に起因していると考えられます。
骨格が変わったり脂肪の付き方が変わったりするので、
急に発症するケースも多く注意が必要です。[/st-mybox]
女性では、閉経すると発症する確率が3倍になると言われています。
これらの特徴を持っている発症者は、
正常な睡眠を取ることが困難です。
もし気道が確保できない場合は、
外科的治療が必要な場合もありますが、
下記タイプによっても対処方法が違います。
タイプ別、睡眠時無呼吸症候群対処法4つ
太っている人
前述したように太っている人は、本来有ったはずの気道の幅を脂肪で塞いでいる可能性が高いです。
年齢にもよりますが、ダイエットなどで正常体重に近づけることで元の気道幅は確保出来るはずです。

お酒が好きな人
いびきをかく人の多くは、
お酒を飲んでいることが原因と言われています。
特に暴飲や寝酒は軌道を妨げる一因になります。
軌道が狭くなるといびきをかきやすくなり、
ふとした瞬間に『無呼吸』になってしまいます。
いびきを改善するには!?

口呼吸の人
口呼吸は、
「鼻が詰まっている」ために口からしか息ができなくなります。
口呼吸になると、
鼻呼吸に比べ軌道が狭くなるため余計に閉塞しやすくなります。
鼻炎や鼻づまりを緩和させると、
鼻呼吸に移行することも可能で気道も広くなります。
口呼吸で口が乾く場合は

仰向け寝の人
仰向け寝は、
舌の付け根が気道を塞いでしまうケースがあります。
横向き寝に変えると、
仰向け寝に比べ必要な気道を確保できます。
ただし、
現段階で睡眠時無呼吸症候群を発症しているなら、
いち早く気道を確保する対策が必要となります。
対処法として
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)で呼吸できる気道を確保し、
正常な睡眠で体に掛かる負担を軽減してから、
治療法を模索する方法が最適です。
寝具を変えると睡眠時無呼吸症候群は治せる?
布団や枕などは睡眠時無呼吸症候群の緩和に効果があります。
わたしもそうですが、横向き寝で効果がありましたが、
入眠したあとに仰向けに戻ってしまっている場合があります。
抱き枕や横向き寝用の枕なども検討しましたが、
寝返りをしないと危険みたいなので、
寝返りがしやすい枕を使うことをおすすめします。
