精神的に疲れてしまった時は、無理せずに休むことも大切です！
仕事や家事・育児を毎日頑張っていたら、自分で気づかないうちに負担が大きくなりすぎている場合があります。
気づいた時にはキャパオーバーになっていて、再起不能になってしまった･･･なんてことになる前に、自分で状況を判断して休みを取ったり環境を変えることが大切です。
ここでは心身ともに疲れてしまった時の対処法や、仕事で休みを取りたい時の連絡方法などをご紹介します。
あなたの人生における選択肢の一つとして参考にしていただけると幸いです。
精神的に疲れて休みたい時の対処法４選！休暇を取る時の連絡方法なども！
～～精神的に疲れた時に試してほしいこと～～
お休みを申し出るための職場への連絡方法をご紹介する前に、まずは精神的に疲れてしまった時に試みてほしい対処法をいくつか挙げてみます。
質の良い睡眠を充分にとる
「人間の三大欲求」の一つである「睡眠」は、体だけでなく心にとっても大変重要なものです。
睡眠が大切だとわかっていても、現代社会においては質の高い睡眠を毎日取り続けることは意外と難しかったりします。
私たちは知らず知らずのうちに日々の生活の中でストレスにさらされ続け、溢れる情報に翻弄され、便利な生活様式になったことで慢性的に運動不足になっています。
まずは意識的に「質の良い睡眠を取る」ことをしてみましょう。
質の良い睡眠をしっかり取るためには、寝具や部屋の環境を整えることだけでは足りません。
仕事以外で体を程よく疲れさせること＝適度な運動をすることが早寝早起きをする習慣につながり、そうすることで体内リズムが整い、更に質の良い睡眠を取ることにつながっていきます。
継続的に適度な運動をするためには筋肉量を保つ必要があり、そのためには暴飲暴食をしていてはダメで、必然的に毎日摂る食べ物も重要になります。
また、ぐっすり快適な睡眠をするには、ストレスを取り除くことが重要です。
ビジネス上の人間関係などの必要最低限のストレスは仕方ないですが、SNSなどは自分にとって不必要なものは意識的に排除することも大切になります。
入浴やマッサージで体をリラックスさせる
入浴する習慣がなくシャワーで済ませているなら、できるだけ湯船に浸かるようにしてみましょう。
湯船に浸かることで得られる温浴効果は、体が温まるだけでなく交感神経・副交感神経への作用が高く、精神的にもとてもリラックスすることができます。
また体にマッサージを施すことも効果的で、リンパマッサージをすることで血の巡りが良くなり、気分的にもかなりスッキリします。
頑張ってるご褒美にお金をかけて人による施術を受けることおすすめしますが、余裕がないならお風呂上りなどに自分で体をさするだけでも効果が期待できます。
好きな音楽を聴く
音楽の特性（リズムや音の高低・周波数など）には、健康を維持することに役立つことが解明されています。
健康でいるためには交感神経と副交感神経の程よいバランスを保つことが不可欠となります。
現代社会の生活様式では交感神経が活発になり過ぎて、リラックスのための副交感神経の働きが悪くなる傾向がありますが、音楽を聴くことがその働きを高めることに役に立ってくれます。
いろいろな研究において「クラシック音楽が一番ヒーリング効果が高い」と言われていますが、私個人の見解では聞き慣れないクラシックを気分が乗らないまま聴くより、自分の好きな音楽を思いっきり楽しむ方が癒し効果が高いと思っています。
病気の予防・治療法の一つに「音楽療法（ミュージックテラピー）」があることからもわかるように、音楽には人を元気にする力があります。
「これを聴くべきだ」などと難しいことは考えずに、自分の好きな音楽を心ゆくまで楽しんでみましょう。
人との距離感を変えてみる
他人との適切な距離感は個々人の性格で違うので、「積極的にコミュニケーションをとるべき」なのか「一人の時間を大切にすべき」なのかはケースバイケースだと思います。
社交的でない人にとっては幅広くコミュニケーションをとることは苦行でしかないでしょうし、社交的な人にとっては「お一人様」でいることは寂しくて泣きたくなってしまうかもしれません。
一ついえることは、「人間は一人では生きていけない」ということ。
「人間の三大欲求」にも「生きたい」「知りたい」に加えて「仲間になりたい」も含まれています。
精神的に参っている時は敢えて「普段はしないけど、自分から連絡をとってみる」や「SNSがなくては生活していけない日常だけど、ちょっと距離をおいてしばらく放置してみる」など、いつもの自分ではやらないことをしてみてください。
お金をかけて特別な体験をしてみなくても、人との距離感を少し変えてみるだけで、今まで気づかなかった価値観を知り、大きな気分転換になるかもしれません。
～～休暇を取る時の連絡方法～～
前述した他にもリフレッシュ方法はいろいろありますが、あれこれ試してみてもどん底のままならば、自爆してしまう前に思いきって休暇を取ってください。
会社や周りの人にとって、突然辞められることが一番迷惑になります。
ですから「どん底のどん底ではない、まだ少し余裕がある今のうち」に、自分の状況を見極めて自分で休暇を取る判断が必要です。
仕事や家事育児をお休みすることは、決して悪いことではありません。
だって人間だもの、人間はずっと全速力で走り続けることなんてできないのです。
頭の中を空っぽにして全力で休むことに集中して、リフレッシュして復活して挽回すればいいのです。
「自分のためではなく、みんなのために休む」くらいに思って、休暇を取る勇気を出してください。
早めに判断できたら、有給休暇を利用する
一番の理想は職場・業務の状況をみて、なるべく迷惑がかからない時期を見計らって有給休暇を取ることです。
職場の始業前に連絡する
早い段階で有給休暇の申請をするのが理想的ですが、突然どうしても出勤できない精神状態になった場合は、当日で構わないので連絡をしましょう。
その際に申し出る休む理由は「体調不良」や「身内の不幸・家族の看護」「休みの日ではできない所用」などが適当ですが、理解がありそうな上司であるなら「正直に現状（精神状態）を話す」方がいい場合もあるでしょう。
共働き世帯が増えている中で小さな子供を育てながら働いていたり、高齢化社会に伴い親の介護に携わっている家庭も多くなっていますので、皆何かしらの事情を抱えながら生活しています。
職場の状況や同僚によるとは思いますが、お休みすることが重なっている場合などは思いきって相談してみましょう。
精神的に疲れて休みたい時は転職も視野に入れよう！相談窓口なども
とは言っても、なかなか理解してもらえない場合も多いかもしれません。
世の中の状況的に決して良い状態とは言えないだけに、「せっかく就職できたのだし」「みんな辛い状況なのに頑張っているんだ」という考えが頭をよぎると思います。
それが自分にとって奮起する要因になるのならもう一頑張りするべきだと思いますが、自身が暴発することだけは避けるべきです。
人には「向き・不向き」「合う・合わない」があり、その職場では能力が発揮できなかったとしても、職場が変わったら生き生きと働くことができるようになったということは多々あります。
可能であれば上司に休職することを視野に入れて相談してみて、無理そうならば転職することを考えてみましょう。
転職を考える場合、相談窓口としては「ハローワーク」「転職エージェント」「有料キャリア相談サービス」があります。
「ハローワーク」
国が管理している仕事を紹介する場所で、仕事を探している人はもちろん、スタッフを探している会社側も無料で利用できます。
無料で受けられる職業訓練やセミナー・適性検査を受けることができ、面接の練習や履歴書・職務経歴書の添削も無料でしてもらえます。
「転職エージェント」
ハローワークと同じく職業紹介事業ですが、民間の運営であり、主に転職を前提とした転職支援サービスです。
企業の紹介や面接・履歴書の添削をしてくれるだけでなく、転職のプロによる個々人に合ったアドバイスを受けることができます。
「有料キャリア相談サービス」
ハローワークや転職エージェントとは違い、有料キャリア相談サービスは相談にのってもらう事で、相談料が発生します。
転職することを目的としていないので、客観的・中立の立場でアドバイスをもらえるメリットがあります。
またキャリアのプロに客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分自身ではできない深い自己分析が可能となります。
精神的に疲れて休みたい時のまとめ
精神的に疲れてしまう原因は、突き詰めていくと「人間関係」がほとんどだと思います。
人間は一人では生きていけないので、コミュニケーションをとるのが苦手な人も人間関係を蔑ろにしてはいけないと思いますが、人間関係には「相性」があります。
また生きる上で最も不幸なことは、「向いてないことをやらなければならないこと」「合わない人と付き合うこと」だといえると思います。
日々の生活の中で視野は狭くなりがちですが、精神的に疲れてしまった要因が仕事であるなら、あなたに向いている仕事・職場は必ずあります。
全く努力もしないで全部他人のせいにするのは論外ですが、自分なりに一生懸命考えてやれることはやったのなら、しばらく休みを取ったり他の道を選ぶことはアリなのではないでしょうか。
日本の現状の世の中においては、まだまだ「休む」＝「ズル休み」と思われてしまうことも多いかもしれません。
しかし結局のところ「自分を守るのは自分」しかいません。
周りの人たちあることないこと言いますが、所詮他人です。あなたがどうなろうと、誰も責任を取ってくれはしないのです。
人は「他の人を幸せにするために」生まれてきます。
でもまずはあなた自身が幸せでなければ、誰のことも幸せにすることはできないのです。
あなた自身の幸せを第一に考えながら、落ち込む時はとことん落ち込んで、必要ならば嫌になるまで休んで、しっかりリフレッシュした後に復活してください。
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